多層の色砂格子層を用いた模型地盤内の三次元残留変形の計測

• 森 友宏

  東北大学 大学院工学研究科

• 石井 亘

  東北大学大学院工学研究科

• 風間 基樹

  東北大学 大学院工学研究科

書誌事項

タイトル別名

• MEASUREMENT OF 3-D RESIDUAL DISPLACEMENT IN THE MODEL GROUND BY USING MULTI-LAYERED COLOR SAND GRID

抄録

2011年東北地方太平洋沖地震では，谷埋め盛土造成地の切盛境界付近において生じた地盤の開口亀裂や不同沈下によって，家屋に甚大な被害が発生した．谷埋め盛土の切盛境界付近の地盤変形は旧地形の形状に影響を受けるため，地盤の変形メカニズムの検討を行うためには三次元形状を考慮する必要がある．地盤の耐震性を検討する際には，しばしば模型振動実験が行われるが，その場合，模型地盤内の三次元変位を計測する必要がある．本ノートでは，模型地盤内に多層の色砂格子層を設置することにより模型地盤内の三次元変位を計測する手法を紹介する．本手法により模型地盤内の三次元的変形を扱うことができる．

収録刊行物

• 土木学会論文集C（地圏工学）

  土木学会論文集C（地圏工学） 70 (4), 366-371, 2014

  公益社団法人 土木学会

キーワード

• model vibration test
• 3-D residual deformation
• internal displacement
• multi-layered color sand grid

詳細情報

• CRID: 1390282680333728768
• NII論文ID: 130004699690
• DOI: 10.2208/jscejge.70.366
• ISSN: 21856516
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可