書誌事項
- タイトル別名
-
- A Case of Sigmoid Volvulus Complicating Pregnancy at 25 Weeks Gestation with Recurrences and Performed Caesarean Section and Sigmoidectomy at 31 Weeks Gestation
- 症例 妊娠25週で発症反復し31週で帝王切開と結腸切除を行ったS状結腸軸捻の1例
- ショウレイ ニンシン 25シュウ デ ハッショウ ハンプク シ 31シュウ デ テイオウ セッカイ ト ケッチョウ セツジョ オ オコナッタ Sジョウ ケッチョウジクネン ノ 1レイ
この論文をさがす
抄録
症例は32歳,女性.妊娠歴に特記すべき異常はない.妊娠20週頃より時折腹痛を自覚.妊娠25週5日に10日間排便がなく,腹痛が増強したために当院救急外来を受診.腹部X線写真でS状結腸はガス貯留により著明に拡張し,coffe bean signを認めた.S状結腸軸捻の診断にて経肛門的にイレウス管を挿入し,翌日には結腸内ガスの減少と腹部膨満感の改善認めた.しかし,以降食事を再開すると軸捻が再燃し,計6回の経肛門的イレウス管挿入を必要とした.正期出産まで保存的加療を続けるのは困難であり,胎児の発育を待ち,妊娠31週3日に帝王切開術とS状結腸切除術を施行した.術後経過は母児ともに良好である.<BR>妊娠中のS状結腸軸捻の合併は比較的稀であるが,診断が遅れると母児ともに生命の危険が生じる病態である.妊娠中の本症に遭遇した時は母児ともに安全を確保した適切な治療選択が求められる.
収録刊行物
-
- 日本臨床外科学会雑誌
-
日本臨床外科学会雑誌 75 (5), 1360-1364, 2014
日本臨床外科学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679829162368
-
- NII論文ID
- 130004706292
-
- NII書誌ID
- AA11189709
-
- ISSN
- 18825133
- 13452843
-
- NDL書誌ID
- 030758165
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可