Balloon-assisted penetration technique による鎖骨下動脈慢性完全閉塞に対するステント留置術

DOI Web Site Web Site 参考文献7件

書誌事項

タイトル別名
  • Stenting for chronic total occlusion of the subclavian artery by balloon-assisted penetration technique
  • Balloon-assisted penetration technique ニ ヨル サコツ カ ドウミャク マンセイ カンゼン ヘイソク ニ タイスル ステント リュウチジュツ

この論文をさがす

抄録

【目的】鎖骨下動脈慢性完全閉塞に対してintraluminal に閉塞部を通過させる方法として，我々が行ったバルーン付きガイディングカテーテルを用いたballoon-assisted penetration technique を提示する．【症例】74 歳，男性．椎骨脳底動脈循環不全を認め，CTA 及びDSA で左鎖骨下動脈起始部の慢性完全閉塞及び盗血現象を認めた．バルーン付ガイディングカテーテルを閉塞部に近接させた状態で，バルーン拡張により①マイクロカテーテル+マイクロガイドワイヤーの支持性を向上させ，②閉塞部の中央に位置させることによりマイクロガイドワイヤーの周辺部への動きを制限し，intraluminal に再開通させることができ，ステントを留置した．【結論】Balloon-assisted penetration techniqueはintraluminal に閉塞部を通過させる方法として有用である．

収録刊行物

  • 脳神経血管内治療

    脳神経血管内治療 8 (3), 179-184, 2014

    特定非営利活動法人 日本脳神経血管内治療学会

参考文献 (7)*注記

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ