細胞間脂質(細胞外角層脂質)

  • 濵中 すみ子
    はまなか皮フ科クリニック 東京大学大学院総合文化研究科

書誌事項

タイトル別名
  • サイボウカン シシツ サイボウ ガイカクソウ シシツ

この論文をさがす

抄録

角層の細胞間隙に進展する脂質を細胞間脂質(細胞外角層脂質)という.セラミド,脂肪酸,コレステロールが約 1:1:1 で存在し,多層のラメラ構造を形成している.角層脂質は水分の蒸散と侵入を防止する表皮バリアの主体を成す.バリアが傷害されると種々の皮膚疾患が引き起こされる.特に,主成分のセラミドは多様な分子種で構成され,角層セラミドの生成障害の程度に応じて,軽度から重度のバリア障害を生じる.

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (10)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ