書誌事項
- タイトル別名
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- The First Case of H Syndrome in Japan
- ニホンジン ダイ1レイモク ノ H ショウコウグン
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抄録
39歳女性.両親は近親婚.先天性神経性難聴があり,12歳時より両大腿内側,恥丘部に境界明瞭な褐色斑,皮下硬結が生じ,軽快増悪を繰り返していた.14歳時に当科を初診した.組織学的には,脂肪織に著明な膠原線維の増生,組織球と形質細胞が主体の細胞浸潤が見られた.17歳時には多毛も認め,morphea profundaとして報告した.34歳時には,心肥大,心室性期外収縮,心内外膜炎,縦隔炎を認めた.H症候群は2008年に初めて記載された常染色体劣遺伝性疾患で,ヌクレオシド輸送体であるhENT3をコードするSLC29A3の変異が原因で起こる.臨床的特徴として,色素沈着,多毛,肝脾腫,心奇形,難聴,性腺機能低下,低身長,高血糖,外反母趾などを認める.本症例でSLC29A3の変異を検討したところexon4で552C>Gミスセンス変異があり184番目のセリンがアルギニンに変異しておりH症候群と診断した.日本人第1例目のH症候群と考えられる.
収録刊行物
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- 日本皮膚科学会雑誌
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日本皮膚科学会雑誌 121 (14), 3349-3353, 2011
公益社団法人 日本皮膚科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205738038400
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- NII論文ID
- 10031165193
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- NII書誌ID
- AN00196602
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- ISSN
- 13468146
- 0021499X
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- NDL書誌ID
- 023355003
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可