抗EGFR製剤による爪囲炎に対し陥入爪治療器具を試みた4例

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タイトル別名
  • Four Cases of Paronychia during Anti-EGFR Therapy Cured with a Simple Bandage Type Device
  • コウEGFR セイザイ ニ ヨル ツメイエン ニ タイシカンニュウツメ チリョウ キグ オ ココロミタ 4レイ

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抄録

近年,悪性腫瘍細胞の増殖・転移に不可欠な因子を阻害することで抗腫瘍効果をあらわす分子標的治療薬の臨床応用が始まっている.ヒト上皮細胞増殖因子受容体(epidermal growth factor receptor:EGFR)阻害剤は非小細胞性肺癌,大腸癌への有用性が認められているが,高率に皮膚症状を合併する.特に爪囲炎は疼痛などの愁訴が強く,難治であることからしばしば治療継続を困難とする.今回,我々は陥入爪の治療器具により,爪囲炎を軽減させる試みを行ったので報告する.

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