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抄録
われわれは下前腸骨棘裂離骨折13例を経験し,治療方針を中心に検討したので若干の文献的考察を加えて報告する.症例は男子13例,受傷時年齢は14.0歳であり,治療期間は3.8ヵ月であった.保存療法が6例,手術療法が7例であった.受傷から歩行開始までの期間は保存療法群32.8日,手術療法群15.6日で手術療法群が有意に短かった.入院期間は保存療法群21.3日,手術療法群15.3日で手術療法群が短い傾向にあるものの有意差はなかった.これまで当科では,保存療法か手術療法か,安静期間,外固定使用などの治療方針は,骨片の大きさ,転位の大きさや患者・家族の希望などで決定されていた.強い根拠無く治療を決めていた事は否めない.これまでの症例をまとめたことにより,明確な基準は設けるまでには至らなかったものの,これまでより効率的な治療方針を立てられると考えられた.
収録刊行物
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- 整形外科と災害外科
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整形外科と災害外科 63 (3), 479-483, 2014
西日本整形・災害外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679916947328
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- NII論文ID
- 130004713163
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可