血栓性静脈炎を契機に診断されたBehçet病の1例~当教室におけるBehçet病の初発症状についての検討~

書誌事項

タイトル別名
  • A case of Behçet’s disease with an initial onset of thrombophlebitis
  • 血栓性静脈炎を契機に診断されたBehcet病の1例 : 当教室におけるBehcet病の初発症状についての検討
  • ケッセンセイ ジョウミャクエン オ ケイキ ニ シンダン サレタ Behcetビョウ ノ 1レイ : トウ キョウシツ ニ オケル Behcetビョウ ノ ショハツ ショウジョウ ニ ツイテ ノ ケントウ

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説明

27歳女性.2008年5月から両側下腿に有痛性皮疹が出現,両側下腿伸側に爪甲大の浸潤を伴う皮下硬結が数カ所認められた.生検組織では皮下小静脈内に血栓形成,血管壁周囲に巨細胞を混じる炎症細胞浸潤を認め,血栓性静脈炎と診断した.経過中に口腔内アフタ性潰瘍・食道潰瘍・小腸潰瘍が出現し,関節炎・HLA-B51陽性・針反応陽性も認めたことから血栓性静脈炎を初発症状とする腸管型Behçet病と診断した.Behçet病の初発症状について,過去20年間の当教室経験症例および多国間症例での比較検討を行った結果,国を問わず血栓性静脈炎のみで初発する頻度は低い傾向にあった.本症例ではカルジオリピン抗体が軽度陽性であったことに加え,立位の多い生活環境が血栓性静脈炎を初発症状とした一因と考えた.

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