シリル化蛍光化合物を用いた生体関連物質の機能性標識化

DOI
  • 服部 将良
    群馬大学大学院 工学研究科
  • 吉成 昭人
    群馬大学大学院 工学研究科
  • 佐藤 禅
    群馬大学大学院 工学研究科 群馬大学 ケイ素科学国際教育研究センター
  • 穂坂 正博
    群馬大学大学院 工学研究科 群馬大学 生体調節研究所 群馬大学 ケイ素科学国際教育研究センター
  • 森口 朋尚
    群馬大学大学院 工学研究科 群馬大学 ケイ素科学国際教育研究センター
  • 篠塚 和夫
    群馬大学大学院 工学研究科 群馬大学 ケイ素科学国際教育研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Functional labeling of biomolecules with silylated fluorescent agent

抄録

修飾可能な官能基を持つシリル化蛍光標識化剤(シリル化ピレン、及びペリレン)を合成した。これらの化合物は、さらに適当な化学反応よりオリゴDNAやコレステロール中に効率よく導入することが出来た。得られたシリルピレンで標識化されたオリゴDNAは、単純なピレンで同様に標識化されたオリゴDNAと異なり、相補鎖存在下でのみ蛍光発光する。一方、一塩基ミスマッチを含む相補鎖とは、二重鎖を形成しても殆ど蛍光を発しないことが明らかとなった。また、シリル化ピレンやペリレンで標識化されたコレステロールは、細胞内で強い蛍光シグナルを与えるだけでなく、天然とコレステロールと同様の挙動を示し、コレステロール動態解明の為の有用なプローブとなりうることが示された。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680533566464
  • NII論文ID
    130004728707
  • DOI
    10.11494/kisoyuki.2009.0.103.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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