シリル基を導入したサブポルフィリンの合成及びその物性

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タイトル別名
  • Synthesis and property of silyl-induced meso-aryl subporphyrin

抄録

サブポルフィリンは14π電子の芳香族性を持つポルフィリノイドであり、ボウル型の立体構造や、強い緑色の蛍光を持つなどの興味深い物性を持っている。このサブポルフィリンは、中心骨格とメゾ位のアリール置換基とのねじれ角がポルフィリンにくらべて小さいため、その物性は置換基の電子的性質に強く影響される。特にシリル基には濃色効果があることが知られており、これをポルフィリンに導入することにより、紫外可視領域での吸光度係数の増大および、吸収波長の長波長シフトが観測されている。そこで今回我々は、p-シリルフェニル基を有するサブポルフィリンを合成し、その置換基効果について検討を行った。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680532677120
  • NII論文ID
    130004729197
  • DOI
    10.11494/kisoyuki.2010.0.2p60.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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