天然繊維を用いた内部養生によるセメントペーストの自己収縮低減効果

• 小澤 満津雄

  岐阜大学　工学部社会基盤工学科

• 大橋 一樹

  岐阜大学　工学部社会基盤工学科

• 山本 基由

  株式会社テザック産業資材グループ

• 森本 博昭

  岐阜大学　工学部社会基盤工学科

書誌事項

タイトル別名

• REDUCTION OF AUTOGENOUS SHRINKAGE IN CEMENT PASTE BY INTERNAL CURING USING JUTE FIBER

抄録

本研究では、セメント系材料の収縮低減方法として天然繊維のジュート繊維を用いた内部養生効果に着目し、ジュート繊維の添加量と収縮低減効果およびフレッシュ性状と強度特性について検討を行った。その結果、繊維混入無し供試体の自己収縮ひずみ（温度上昇開始点から8日間）に比べて繊維混入率0.5、1.0vol％の自己収縮ひずみはそれぞれ12％と36％の低減効果を示した。すなわち、本論文の範囲において繊維混入率1.0％までは自己収縮ひずみの低減効果が確認できた。

収録刊行物

• Cement Science and Concrete Technology

  Cement Science and Concrete Technology 65 (1), 276-281, 2011

  一般社団法人 セメント協会

キーワード

• 内部養生
• 自己収縮ひずみ
• セメントペースト
• ジュート繊維

詳細情報

• CRID: 1390282679806931968
• NII論文ID: 130004745690
• DOI: 10.14250/cement.65.276
• ISSN: 21873313
• ISSN: 09163182
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/cement/65/1/65_276/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可