真菌感染における自然免疫活性化の分子機構

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タイトル別名
  • Molecular Mechanism for Activation of Innate Immunity in Fungal Infection
  • シンキン カンセン ニ オケル シゼン メンエキ カッセイカ ノ ブンシ キコウ

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抄録

近年の化学療法や移植医療の進歩およびエイズの拡大などを背景に真菌感染症が増加しており,真菌感染に対する生体防御機構の解明が重要な課題となっている.感染防御には,貪食細胞を中心とする自然免疫応答とTヘルパー細胞サブセットのバランスによって形成される獲得免疫応答が総合的に機能する.どのタイプの免疫応答が形成されるかは感染する真菌の種,形態(酵母型や菌糸型),感染部位,宿主の免疫状態によって左右されるが,その過程で重要な働きをするToll様受容体やC型レクチン受容体の役割が動物モデルやヒトの研究から明らかになってきた.

収録刊行物

  • 化学と生物

    化学と生物 52 (2), 83-90, 2014

    公益社団法人 日本農芸化学会

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