難治性下腿潰瘍を呈した高齢発症 Peripheral T-cell Lymphoma, Not Otherwise Specified の 1 例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Peripheral T-cell Lymphoma, Not Otherwise Specified, Presenting Refractory Leg Ulcers in Elderly Patient
  • 症例 難治性下腿潰瘍を呈した高齢発症Peripheral T-cell Lymphoma, Not Otherwise specifiedの1例
  • ショウレイ ナンチセイ カタイ カイヨウ オ テイシタ コウレイ ハッショウ Peripheral T-cell Lymphoma, Not Otherwise specified ノ 1レイ

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抄録

症例は 87 歳,女性。右下腿に腫脹,発赤,皮膚潰瘍が出現し,近医整形外科にて蜂窩織炎の診断で抗生剤の点滴治療と外用療法を受けるも改善せず,当科を紹介され受診した。初診時,右下腿全体に著明な発赤,腫脹と表面に黄色壊死組織が固着した不整形な虫食い状の潰瘍を認めた。二次感染を伴っていたものの治療抵抗性のため皮膚生検を施行したところ peripheral T-cell lymphoma, not otherwise specified の診断となり,当院血液内科へ転科し化学療法を施行した。難治の下腿潰瘍に遭遇した場合は稀ではあるが悪性リンパ腫も考慮に入れて積極的に生検を行う必要があると考えられた。

収録刊行物

  • 西日本皮膚科

    西日本皮膚科 76 (2), 105-108, 2014

    日本皮膚科学会西部支部

参考文献 (5)*注記

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