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- タイトル別名
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- A case of Fournier gangrene caused by <i>Candida glabrata </i>
- A case of Fournier gangrene caused by Candida glabrata
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抄録
フルニエ壊疽は比較的稀な疾患であり,そのなかでも真菌がその起因菌であったとする報告は稀少である。今回,我々はCandida glabrataが起因菌のひとつと示唆されるフルニエ壊疽の1例を経験したので文献的考察を加えて報告する。症例は69歳の男性。排尿困難があり,自ら外尿道口にストローを挿入した。その2日後,陰部が著明に腫脹したため前医を受診したところ,フルニエ壊疽と診断され,当院に転院搬送となった。来院時,意識はほぼ清明で呼吸数31/分,脈拍122/分,血圧118/78 mmHgであった。会陰部を中心に体幹から両側大腿中央まで発赤・腫脹・皮下気腫を認め,会陰部切開部から酒粕様の臭気を認めた。逆行性尿路造影検査で尿道損傷の所見が得られた。抗菌薬投与に加え,会陰部を含む病巣の切開排膿を行い,デブリードマンと洗浄を連日行った。入院後の経過は良好で,第46病日には会陰部に一部皮膚欠損を残すものの,ほぼ治癒した。本症例は既往として未治療の糖尿病があり,Candida glabrataが初日の創部排液から検出されたことからCandida属に起因したフルニエ壊疽である可能性が示唆された。患者が糖尿病などの易感染性宿主の場合,フルニエ壊疽の起因菌として真菌も考慮する必要がある。
収録刊行物
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- 日本救急医学会雑誌
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日本救急医学会雑誌 25 (2), 43-49, 2014
一般社団法人 日本救急医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679346785024
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- NII論文ID
- 130004841002
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- ISSN
- 18833772
- 0915924X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可