肋間動脈瘤と脊髄神経症状を合併した成人型大動脈縮窄症の1手術例
書誌事項
- タイトル別名
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- A Rare Case of Aortic Coarctation in an Elder Patient with Development Aneurysm of Intercostal Arteriesand Spinal Cord Symptom
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抄録
要 旨:61歳男性.動作時の両手の痺れと両下腿痛を自覚し受診.大動脈縮窄症と診断され,左右第3肋間動脈は嚢状の動脈瘤を形成し瘤化した根動脈と交通していた.前脊髄動脈盗血症候群による神経症状と考えられ,左鎖骨下動脈-下行動脈バイパスを施行し,肋間動脈・根動脈瘤の処理は出血や脊髄虚血の危険性を考慮し行わなかった.術後,下肢の虚血症状は改善し血圧管理も降圧剤を不要とした.CT検査でバイパスの血流により,逆行性の側副血行路の血流が減少し動脈瘤も縮小・消退したが,上肢の症状の改善は得られなかった.
収録刊行物
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- 日本血管外科学会雑誌
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日本血管外科学会雑誌 22 (4), 747-749, 2013
特定非営利活動法人 日本血管外科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679391347968
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- NII論文ID
- 130004843144
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- ISSN
- 1881767X
- 09186778
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可