臨床検査技師の立場から

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  • Changes in laboratory values you Should know for nutritional management
  • ―栄養評価のために知っておきたい臨床検査値の変動要因―

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抄録

栄養アセスメントは、身体計測、身体徴候、臨床検査値、食事調査などから得られた情報を基に行われる。なかでも臨床検査は日常手軽に行うことができ、その時々の患者の状態を良く反映し、多くの情報を与えてくれる。しかし臨床検査値は、当然のことながら栄養状態だけでなく、他の病態、病状によっても変動するものである。さらには、検体のサンプリングから測定実施、測定結果の解釈まで、色々な段階でのピットホールが存在する。<br>今回は、臨床検査値を栄養アセスメントに上手に活用するため、臨床検査値の結果解釈をする上でのポイントを、(1)生理的変動要因、(2)検査項目の持つ特性による変動要因、(3)患者の病態による変動要因、(4)検体採取方法や処理方法による変動要因、(5)測定方法の違いによる変動要因の5点で整理した。

収録刊行物

  • 静脈経腸栄養

    静脈経腸栄養 27 (3), 903-907, 2012

    日本静脈経腸栄養学会

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