「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2005」と「患者さんとその家族のためのぜんそくハンドブック 2004」に関するアンケート調査―学会員医と一般医の比較から―

書誌事項

タイトル別名
  • RESULTS OF A QUESTIONNAIRE SURVEY ON THE JAPANESE PEDIATRIC GUIDELINE FOR TREATMENT AND MANAGEMENT OF ASTHMA 2005 AND THE JAPANESE HANDBOOK OF PEDIATRIC ASTHMA FOR PATIENTS AND FAMILIES 2004
  • -学会員医と一般医の比較から-

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抄録

JPGL,HB の認知,所有,利用の現状と,ガイドラインのあり方を検討するために,アンケート調査を行った.栃木・埼玉両県の70名から回答を得,小児アレルギー学会員(以下学会員医)とその他の医師(一般医)の2群に分けて検討した.学会員医は JPGL をより高率に所有し,利用していた.JPGL の利用目的では,学会員医はより高率に自己知識の UPDATE やスタッフ教育に利用していた.HB の認知,利用,所有は低調で学会員医と一般医間には差を認めなかった.ガイドラインでより充実して欲しい項目として「環境整備の実際」,「アレルゲン検査」「アーリーインタベンション」で学会員医が有意に高い要望があった.JPGL への意見としては,「内容が専門的すぎる」という意見が多かった.また,学会員医からは一般医に対するコンテンツの配慮の必要性が,一般医からは親・患者への配慮を要望する声が多く寄せられていた.これらを考慮した受益者参加型ガイドラインの作成・運用が急務であると考えられた.

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