血漿交換が有効だった幼児拡張型心筋症の2例
書誌事項
- タイトル別名
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- Successful Plasma Exchange Therapy in Two Cases with Infantile Dilated Cardiomyopathy
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抄録
重度心不全を伴った拡張型心筋症(Dilated cardiomyopathy:DCM)に対して血漿交換療法(Plasma exchange:PE)が有効だった2幼児例を経験したので報告する.<br> 症例1:1歳1ヵ月 女児.特発性DCM.カテコラミン等の治療を開始するもカテコラミン離脱不能なため99病日PE施行.PE後,心機能回復傾向だったがカテコラミン減量で心機能悪化するため,ピモベンダン,デノパミン内服併用しカテコラミン離脱.臨床症状もNYHAクラスIVからIIに改善した.<br> 症例2:1歳1ヵ月 女児.特発性DCM.カテコラミン等の治療開始.症例1におけるPEの有効性からPE早期導入を考慮し,41病日PE施行.PE後カテコラミン離脱.臨床症状もNYHAクラスIVからIIに改善した.<br> 難治性心不全を伴う小児DCM患者にとって唯一有効な治療法である心臓移植は,現在極めて困難な状況にある.こうした状況のなかでのPEによる心不全治療は,有用である可能性があると考えられる.
収録刊行物
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- Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery
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Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery 30 (3), 326-331, 2014
特定非営利活動法人 日本小児循環器学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679648764800
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- NII論文ID
- 130004879030
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- ISSN
- 21872988
- 09111794
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可