周術期硬膜外鎮痛法の利点：発表された証拠の再検討

• 佐倉 伸一

  島根大学医学部附属病院手術部

• 原 かおる

  松江生協病院麻酔科

書誌事項

タイトル別名

• Benefits of Perioperative Epidural Analgesia : A Review of the Published Evidence

抄録

  硬膜外鎮痛法はこれまで何十年もの間，多くの種類の大侵襲手術の術中あるいは術後痛管理のために使用されてきたが，外科手術の低侵襲化，予防的抗凝固療法の普及，末梢神経ブロックなどの代替療法の開発などとともにその使用頻度が減少しているように見える．しかし，最近のメタ分析や大きな無作為コントロール研究によれば，周術期における胸部硬膜外鎮痛法の使用は胸部外科手術，開腹術を受ける患者やハイリスクの患者に有利であるとされている．したがって，硬膜外鎮痛法は周術期痛管理においてまだ重要な役割を有している．

収録刊行物

• 日本臨床麻酔学会誌

  日本臨床麻酔学会誌 34 (2), 185-191, 2014

  日本臨床麻酔学会

キーワード

• 硬膜外鎮痛
• 術後痛
• 多様式鎮痛法

詳細情報

• CRID: 1390282679734615808
• NII論文ID: 130004892919
• DOI: 10.2199/jjsca.34.185
• ISSN: 13499149
• ISSN: 02854945
• Web Site: http://ir.lib.shimane-u.ac.jp/50622
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2014236672
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • IRDB
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可