食道気管支瘻を生じた乳癌食道転移の1例

• 柳川 雄大

  NTT西日本大阪病院乳腺内分泌外科

• 吉田 哲也

  NTT西日本大阪病院乳腺内分泌外科

• 木村 豊

  市立堺病院外科

• 渡部 亜実

  NTT西日本大阪病院乳腺内分泌外科

• 門田 卓士

  NTT西日本大阪病院外科

• 今岡 真義

  NTT西日本大阪病院外科

書誌事項

タイトル別名

• Esophageal Metastasis of Breast Cancer with Esophagobronchial Fistula —A Case Report—
• 症例 食道気管支瘻を生じた乳癌食道転移の1例
• ショウレイ ショクドウ キカンシロウ オ ショウジタ ニュウガン ショクドウ テンイ ノ 1レイ
• Esophageal Metastasis of Breast Cancer with Esophagobronchial Fistula ^|^mdash;A Case Report^|^mdash;

抄録

症例は76歳，女性．平成15年5月に右乳癌にてBt+Ax施行した．病理結果は乳頭腺管癌，ER71％，PgR33％，HER2（-），pT4bN1M0，Stage IIIBで，術後CMF療法・PMRTを施行した．平成17年5月に縦隔・頸部・腹部リンパ節転移を認め，ホルモン療法（ANA→LET→TAM）を開始したが，平成22年10月　胸部中部食道に2型腫瘍を認めた．生検結果はGroup V，ER（+），HER2（+）で乳癌の食道転移と診断した．trastuzumab+docetaxel→trastuzumab+vinorelbine→FECを施行したところ腫瘍部に食道気管支瘻を生じ，平成23年8月から肺炎を繰り返したため，食道カバードステントを留置した．その後，trastuzumab+S-1にてステント留置後2カ月目から肺炎発症はなく，その後，約8カ月間良好なQOLを保つことができた．

収録刊行物

• 日本臨床外科学会雑誌

  日本臨床外科学会雑誌 74 (7), 1832-1837, 2013

  日本臨床外科学会

キーワード

• 乳癌食道転移
• 食道気管支瘻
• 食道ステント

詳細情報

• CRID: 1390001204852919296
• NII論文ID: 10031203022
• NII書誌ID: AA11189709
• DOI: 10.3919/jjsa.74.1832
• ISSN: 18825133
• ISSN: 13452843
• NDL書誌ID: 030742843
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I030742843
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsa/74/7/74_1832/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2013331107
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可