HbA1c NGSP値のサーベイ

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  • Survey of the HbA1c (NGSP) Values
  • HbA1c NGSPチ ノ サーベイ

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抄録

日本糖尿病学会はHbA1cの国際標準化に伴い,2012年4月1日よりJDS値からNGSP値への移行を決定した.HbA1c NGSP値への移行および普及が順調に行われているかを検討する目的で,2013年6月にNGSP値測定の実態や使用状況などの把握のための多施設サーベイを行なった.対象施設は日本糖尿病学会学術評議員の在籍している医療施設と外部委託先である大手衛生検査所3施設である.試料は調製溶血液3濃度とした.サーベイに参加した236施設において,測定方法はHPLC法が全体の88.1 %,免疫比濁法は9.3 %,酵素法2.5 %で,HbA1c NGSP値の変動係数(CV)は全体で2.4~3.3 %であり臨床的に許容範囲と考えた.また,99.7 %の施設でNGSP値が臨床に使われており,半数以上で診療時患者にNGSP値単独の説明を行い,HbA1c JDS値からNGSP値へ順調に移行されていたと考えた.

収録刊行物

  • 糖尿病

    糖尿病 58 (1), 45-50, 2015

    一般社団法人 日本糖尿病学会

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