遺伝子検査による後発リンパ節転移の予測

書誌事項

タイトル別名
  • Prediction of Post-operative Lymph Node Metastasis with a Molecular Biological Test in Head and Neck Cancer
  • イデンシ ケンサ ニ ヨル コウハツ リンパセツ テンイ ノ ヨソク

この論文をさがす

抄録

われわれは,マトリライシン (MMP-7) を標的遺伝子に OSNA (One Step Nucleotide Amplification) 法を用いてリンパ節転移診断を試みた. 病理検査と比べて遺伝子検査での転移リンパ節が多かった4症例のうち, 3症例に後発頸部リンパ節転移や遠隔転移が出現し予後不良の傾向があった. 病理検査と遺伝子検査が一致した6症例では, 全例生存していた. 遺伝子検査ではより多くの転移を診断し, その転移陽性症例の予後が不良であったため, 病理検査は頸部リンパ節転移を過小評価していると思われた. OSNA 法による MMP-7 遺伝子診断は, 後発転移の予測に有用と思われた.

収録刊行物

参考文献 (11)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ