食道切除術後再建結腸癌の1切除例

書誌事項

タイトル別名
  • A Resected Case of Adenocarcinoma Arising in a Colonic Interposition after Esophagectomy
  • 症例 食道切除術後再建結腸癌の1切除例
  • ショウレイ ショクドウ セツジョ ジュツゴ サイケン ケッチョウガン ノ 1 セツジョレイ

この論文をさがす

抄録

症例は77歳女性。既往歴:昭和57年カセイソーダ誤飲による腐食性食道炎に対して食道抜去術,食道外瘻,空腸瘻造設術,昭和60年当科で胸壁前経路にて左側有茎結腸による咽頭空腸間バイパス手術を施行されている。現病歴:平成22年4月食物つかえ感が出現し近医受診。上部消化管内視鏡検査で再建結腸癌を認め当科紹介。上部消化管内視鏡で上切歯より12 cmに40 mm大隆起性病変を認め,超音波検査で腫瘍は筋層に接しているとの所見であった。胸腹部造影CTでリンパ節転移・遠隔転移は認められなかった。再建結腸癌の診断で,全身麻酔下に腫瘍局所切除術を施行した。病理所見ではwell differentiated adenocarcinoma (tub1) pMP (INFb) ly1 v0 pPM0 pDM0 pRM0であった。術後経過は良好であった。

収録刊行物

参考文献 (8)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ