-
- 富川 武樹
- 埼玉医科大学総合医療センター 血液内科
-
- 多林 孝之
- 埼玉医科大学総合医療センター 血液内科
-
- 得平 道英
- 埼玉医科大学総合医療センター 血液内科
-
- 渡部 玲子
- 埼玉医科大学総合医療センター 血液内科
-
- 佐川 森彦
- 埼玉医科大学総合医療センター 血液内科
-
- 根本 朋恵
- 埼玉医科大学総合医療センター 血液内科
-
- 木村 勇太
- 埼玉医科大学総合医療センター 血液内科
-
- 高橋 康之
- 埼玉医科大学総合医療センター 血液内科
-
- 森 茂久
- 埼玉医科大学総合医療センター 血液内科
-
- 東 守洋
- 埼玉医科大学総合医療センター 病理部
-
- 田丸 淳一
- 埼玉医科大学総合医療センター 病理部
-
- 木崎 昌弘
- 埼玉医科大学総合医療センター 血液内科
書誌事項
- タイトル別名
-
- Cardiac and breast diffuse large B-cell lymphoma with pericardial effusion and AV-block
- 症例報告 心嚢水貯留と房室ブロックを伴った心臓および乳腺のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫
- ショウレイ ホウコク シンノウスイ チョリュウ ト ボウシツブロック オ トモナッタ シンゾウ オヨビ ニュウセンノビマンセイ ダイ サイボウガタ B サイボウ リンパシュ
この論文をさがす
抄録
心臓原発悪性リンパ腫は稀な疾患で,一般に予後不良である。症状の顕在化が遅く,診断が遅れることが多い。今回,我々は心嚢水貯留と房室ブロックにて発症したびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)の1症例を経験した。患者は35歳女性。呼吸苦と胸痛,左乳腺の硬い腫瘤を主訴に受診した。心電図検査ではI度房室ブロックを示し,心臓超音波検査では右心房と心房中隔に腫瘤影を認め,多量の心嚢水貯留を認めた。左乳腺腫瘤に対し針生検を施行し,CD5陽性DLBCL, non-GCBと診断した。心嚢水貯留,心臓内腫瘍を認め病期はIVA期であった。血清HIV抗体は陰性であった。R-CHOP療法3コースにて完全奏効後,自家末梢血幹細胞移植併用大量化学療法を施行し,その後完全奏効を持続している。一般に予後不良であり合併症の多い心臓リンパ腫に,自家末梢血幹細胞移植を伴う強力な化学療法を施行し完全寛解となった意義は大きいと考えられる。
収録刊行物
-
- 臨床血液
-
臨床血液 56 (1), 9-15, 2015
一般社団法人 日本血液学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680012317184
-
- NII論文ID
- 130004920697
-
- NII書誌ID
- AN00252940
-
- ISSN
- 18820824
- 04851439
-
- NDL書誌ID
- 026062064
-
- PubMed
- 25745961
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- PubMed
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可