分子標的治療薬による爪囲炎にアダパレンの外用が効果的であった3例
書誌事項
- タイトル別名
-
- Effect of Adapalene on Molecular Target Drug-induced Painful Periungual Inflammation: Report of Three Cases
この論文をさがす
抄録
アダパレン(ディフェリン®)ゲルは尋常性ざ瘡の治療薬であるが,分子標的治療薬による爪囲炎に対し効果的であることも報告されている。アダパレンの外用により分子標的治療薬による爪囲炎の改善を認めた3症例を報告する。3症例中2症例は肺癌に対するゲフェチニブ(イレッサ®)による足趾の爪囲炎,3症例中1症例は直腸癌の肺転移とリンパ節転移に対してセツキシマブ(アービタックス®)による手指と足趾の爪囲炎があり,ステロイド剤の外用等では改善しなかった。アダパレンの外用を開始したところ,いずれも1~2ヶ月後には過剰肉芽の縮小と疼痛の軽減を認めた。(皮膚の科学,12: 92-96, 2013)
収録刊行物
-
- 皮膚の科学
-
皮膚の科学 12 (2), 92-96, 2013
日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680166950784
-
- NII論文ID
- 130004934284
-
- ISSN
- 18839614
- 13471813
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可