わが国の医薬品副作用データベースに基づく強オピオイドによる副作用の特徴解析―モルヒネ・フェンタニル・オキシコドンによる副作用の発現傾向と特徴―
書誌事項
- タイトル別名
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- Analyses of opioid-induced adverse effects based on Japanese Adverse Drug Event Report database:Distinctive tendencies of the adverse events induced by morphine, fentanyl and oxycodone
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抄録
強オピオイドは,がん疼痛などの高度な痛みに適用される鎮痛薬である.強オピオイドを用いた疼痛緩和療法には多様な副作用が付随することから,適切な副作用管理を達成するための客観的根拠に基づくデータの解析が望まれる.そこで,本邦の副作用データベース(JADER)から,モルヒネ,フェンタニル,およびオキシコドンにおける副作用発現傾向を解析した.JADERから疼痛治療に用いた強オピオイドにより生じた副作用症例を抽出し,副作用の種類とその発現頻度を解析した.強オピオイドに共通する副作用の発現頻度は,薬物間で大きな相違が認められた.さらに,これらのオピオイドの副作用発現傾向を俯瞰する目的で主成分分析を行った結果,モルヒネはフェンタニルとオキシコドンの中間的な副作用の発現傾向を示すことが示された.以上の知見は,患者の副作用に応じた適切な薬剤選択による安全な薬物治療の確立に有用であると考えられる.
収録刊行物
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- Palliative Care Research
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Palliative Care Research 10 (1), 113-119, 2015
日本緩和医療学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205257253632
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- NII論文ID
- 130004943678
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- ISSN
- 18805302
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可