糖尿病・末梢動脈疾患患者における足関節背屈可動域と前足部創傷の関係

  • 久保 和也
    IMS(イムス)グループ春日部中央総合病院 リハビリテーション科
  • 松本 純一
    IMS(イムス)グループ春日部中央総合病院 リハビリテーション科
  • 村田 健児
    山手クリニック
  • 亀田 光宏
    IMS(イムス)グループ春日部中央総合病院 リハビリテーション科
  • 井澤 克也
    IMS(イムス)グループ春日部中央総合病院 リハビリテーション科
  • 榊 聡子
    IMS(イムス)グループ春日部中央総合病院 リハビリテーション科
  • 寺部 雄太
    埼玉医科大学病院 形成外科・美容外科
  • 大平 吉夫
    日本フットケアサービス株式会社
  • 安藤 弘
    IMS(イムス)グループ春日部中央総合病院 循環器科

書誌事項

タイトル別名
  • トウニョウビョウ ・ マッショウ ドウミャク シッカン カンジャ ニ オケル アシカンセツ ハイクツカドウイキ ト ゼン ソクブ ソウショウ ノ カンケイ

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抄録

【目的】糖尿病・末梢動脈疾患患者における足関節背屈可動域と前足部創傷の関係を明らかにすること。【方法】糖尿病,末梢動脈疾患患者55名99肢を対象とした。年齢,合併症の有無,足関節背屈可動域,前足部創傷の有無をカルテより抽出し,創傷あり群,創傷なし群に分類し2群間比較を行った。また,3ヵ月間継続的に理学療法介入が可能であった30名30肢の足関節背屈可動域について可動域改善群,可動域非改善群に分類し創傷の治療経過を比較した。【結果】足関節背屈可動域は創傷あり群-0.6 ± 6.13°,創傷なし群2.34 ± 6.39°であり有意差を認めた(p<0.05)。可動域改善群18名,可動域非改善群12名であり,創傷の治療経過に有意差は認めなかった。【結語】足関節背屈可動域制限は前足部創傷形成に関与する結果となった。創傷の治療経過には有意差は認めなかった。足関節背屈可動域の改善は創傷予防,治療の一環として介入効果を認める可能性がある。<br>

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