クラウンブリッジによって審美障害および咬頭嵌合位の安定性を改善した症例

• 鳥井 克典

  大阪歯科大学有歯補綴咬合学講座

書誌事項

タイトル別名

• A Case Report of Treatment with a Crown and Bridge Prosthesis for a Patient with Esthetic Disturbance and Unstable Intercuspal Position

抄録

症例の概要：患者は58歳の女性．不適合な補綴装置および充填物による審美不良を主訴に来院した．歯冠色を有したクラウンブリッジによって審美不良を改善するとともに，不安定であった咬頭嵌合位を改善した．<br>考察：臼歯部咬合面の材料にハイブリッド型コンポジットレジンを使用したが，咬耗による咬合の変化については注意が必要である．したがって審美性に影響が少ない上顎第二大臼歯は耐摩耗性の高い全部金属冠とし，咬合高径の低下防止を考慮した．<br>結論：審美不良を主訴とし，咬頭嵌合位が不安定な患者に対し，クラウンブリッジによって審美障害および咬頭嵌合位の安定性を改善した．

収録刊行物

• 日本補綴歯科学会誌

  日本補綴歯科学会誌 6 (1), 59-62, 2014

  公益社団法人 日本補綴歯科学会

キーワード

• 審美障害
• 咬頭嵌合位
• ハイブリッド型コンポジットレジン

詳細情報

• CRID: 1390001205300800896
• NII論文ID: 130004954377
• DOI: 10.2186/ajps.6.59
• ISSN: 18836860
• ISSN: 18834426
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/ajps/6/1/6_59/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2015206425
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可