中脳水道を狭窄する結節性病変を伴う水頭症をきたしたサルコイドーシスの1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Neurosarcoidosis Presenting the Obstructive Hydrocephalus with Small Nodules around the Cerebral Aqueduct
  • 症例報告 中脳水道を狭窄する結節性病変を伴う水頭症をきたしたサルコイドーシスの1例
  • ショウレイ ホウコク チュウ ノウ スイドウ オ キョウサク スル ケッセツセイ ビョウヘン オ トモナウ スイトウショウ オ キタシタ サルコイドーシス ノ 1レイ

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抄録

【要旨】中脳水道を狭窄する結節性病変を伴う水頭症をきたしたサルコイドーシスの1例を報告した.症例は30歳男性.検診異常で発見され肺および眼の病変および鎖骨上リンパ節生検による組織所見からサルコイドーシスと診断された.その後頭痛を訴えるようになりMRI検査で水頭症,脳浮腫と中脳水道を狭窄する結節性病変を認めた.画像所見及び臨床経過から中枢神経サルコイドーシスによる病変と診断し副腎皮質ステロイドホルモン薬の投与のみで軽快した.水頭症を呈する中枢神経サルコイドーシスの症例はまれであり,またVPシャントを行わずに改善した貴重な症例と考え報告した.

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