Central plantar spaceの感染を伴う中央趾の糖尿病性足潰瘍に対する治療経験

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タイトル別名
  • Treatment of Central Plantar Space Infection Following Diabetic Foot Infection of Central Toe Gangrene

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抄録

中央趾の糖尿病性足潰瘍に伴う感染が central plantar space (CPS) に波及した症例に対し,足趾切断と同時に中足骨頭および metatarsophalangeal 関節関節包を切除することで CPS を開放し,感染を制御した。中足骨頭の切除に伴って問題になる同部の組織欠損に対しては,創を開放したまま二次治癒させた。6 例 6 趾に本法を行い,全例で治癒を得た。また再発や追加切断を認めず,全例が治癒後にインソールを用いて歩行が可能であった。本法は中央趾における糖尿病性足潰瘍から CPS に感染が波及した症例の治療として有用であると考えられた。

収録刊行物

  • 創傷

    創傷 5 (1), 10-15, 2014

    一般社団法人 日本創傷外科学会

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