強熱法を用いた製鋼スラグの炭酸カルシウム含有率測定法

書誌事項

タイトル別名
  • MEASURING METHOD ON CARBONATE CONTENT BY USING IGNITION METHOD IN STEEL MAKING SLAG

抄録

本研究では,製鋼スラグの炭酸化の進行状況を定量的に評価するために,炭酸塩(カルシウム)含有率試験の1つである強熱法について検討を行った.得られた結果より,製鋼スラグ中の炭酸カルシウムは,1)温度700℃で3時間以上強熱すると二酸化炭素が完全に離脱すること,2)強熱法により得られた炭酸カルシウム含有率は,製鋼スラグの粒径が小さいほど大きくなることが明らかとなった.また,粒径が9.5~37.5mmでは試料中に包含されている気体が温度540℃での強熱中に膨張し,試料が破裂して試験を行うことができなかった.これより,強熱法により製鋼スラグの炭酸カルシウム含有率を求めるためには,粒径4.75mm未満の試料20gを3時間以上強熱する必要があることが示された.

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参考文献 (1)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205356894848
  • NII論文ID
    130004961991
  • DOI
    10.2208/jscejge.71.14
  • ISSN
    21856516
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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