回虫胆管胆囊迷入症の1例

  • 加藤 達洋
    日本大学医学部/内科学講座消化器肝臓内科
  • 岩﨑 良和
    日本大学医学部/内科学講座消化器肝臓内科
  • 大塚 三種
    日本大学医学部/内科学講座消化器肝臓内科
  • 松井 輝明
    日本大学医学部/内科学講座消化器肝臓内科
  • 岩﨑 有良
    日本大学医学部/内科学講座消化器肝臓内科
  • 荒川 泰行
    日本大学医学部/内科学講座消化器肝臓内科

書誌事項

タイトル別名
  • A case of biliary ascariasis

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抄録

我々は回虫の胆管胆囊迷入症の1例を経験したので報告する。症例は58歳女性。主訴は腹痛。血液検査上肝胆道系酵素が上昇しており,上部消化管内視鏡にてVater乳頭に迷入している回虫が認められた。ERCのため十二指腸鏡挿入時には,十二指腸より肛門側へ移動していたと思われた。ERCでは胆囊胆管内に存在せず,また小腸造影にても小腸内には存在せず胃内に移動していた。再度上部消化管内視鏡を施行し鉗子にて摘出して終了した。摘出後症状はすみやかに改善した。

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