反復性喘鳴児における胃食道逆流症の関与
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- 吉田 之範
- 大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター小児科
書誌事項
- タイトル別名
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- Gastroesophageal reflux disease in recurrent wheezing children
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抄録
胃食道逆流症(gastroesophageal reflux disease : GERD)は反復性喘鳴をきたす疾患として重要である。しかし,どのような喘鳴児で GERD の関与を疑うか明確ではない。また,治療では H2 受容体拮抗薬(H2RAs)とプロトンポンプ阻害薬(PPIs)の使用について議論の余地がある。従って,反復性喘鳴児での GERD 診療においては,①どのような反復性喘鳴児で GERD の関与を疑えばよいか,②喘鳴をきたす GERD の薬物治療は? という 2 つの課題があげられる。<br/> そこで我々は,通常の治療を行っても喘鳴を反復する児に24時間 pH モニタリングを行った。その結果,胃酸の逆流は臥位よりも立位で多く,そのような児は日中に呼吸器症状が多いことが分かった。また,そのような児へファモチジンを投与したところ,症状は改善した。<br/> これらのことから,夜間よりも日中に呼吸器症状をきたしやすい児で GERD の関与を疑い,また PPIs の小児の至適容量が検討されていないことも併せて考えると,呼吸器症状をきたす GERD 治療は H2RAs から開始することでよいと考えられる。
収録刊行物
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- Pediatric Otorhinolaryngology Japan
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Pediatric Otorhinolaryngology Japan 35 (3), 196-201, 2014
日本小児耳鼻咽喉科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680443334912
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- NII論文ID
- 130004992710
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- ISSN
- 21865957
- 09195858
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可