軟性腎盂尿管鏡下経尿道的砕石術（f-TUL）における術後感染低減への取り組み

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  • The outcome of f-TUL infection control
  • ナンセイジンウニョウカンキョウ カケイ ニョウドウテキ サイセキジュツ(f-TUL)ニ オケル ジュツゴ カンセン テイゲン エ ノ トリクミ

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抄録

  【目的】軟性腎盂尿管鏡を用いた経尿道的砕石術（f-TUL）においてしばしば経験する術後感染を低減するために，容易に実施可能な対策について検討した．<br>  【対象と方法】2009年6月から2011年8月に施行された症例のうち19件の術後感染例から危険因子を分析したところ，尿路設置物と対象結石による感染既往が有意に多かった．米国感染症学会（IDSA）・欧州泌尿器科学会（EAU）尿路感染症ガイドラインを参考に対策を強化し，2011年9月から2012年6月に施行された104件の術後感染率を調査した．<br>  【結果】術後感染の危険が高いContaminated症例で対策前19.8%から対策後5.6%へ有意に術後感染率を低減できた．<br>  【結論】感染症ガイドラインを有効に活用することで術後感染は飛躍的に改善できると考えられた．

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