木質バイオマス発電の事業リスクに関する考察 A study on the business risks of forest biomass power plants

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抄録

 2012年7月に再生可能エネルギーの固定価格買取制度が導入され、通常の電力取引価格に加え一定の価格が上乗せされることとなった。これにより林地残材等、山林未利用材の活用が本格化すると期待されている。事業がその意義を十分に発揮するために、継続性は重要な経営課題となる。もし多くのステークホルダーが関わる木質バイオマス発電所が事業を停止した場合、地域社会・経済への影響が懸念される。継続性を阻害する事業リスクを効果的に管理するために、同事業に固有のリスク要因とその影響について検討する。 方法としては、作成した想定事業期間に渡るモデル損益計算書を用い、木質バイオマス発電所の事業構成要素(売電価格・燃料・灰処理・O&M・人件費、など)の収支への寄与率を求め、また各リスク要因(燃料価格上昇、燃料調達量減少、灰処理コスト増加、電力買取価格変動など)ごとに感度分析を行う。事業継続性を評価するものとしては、事業期間20年間のモデル損益計算書における内部収益率、DSCRを指標として用い、事業継続が可能となる条件を設定し、各リスク要因が事業の継続性に対し及ぼす影響について評価を行う。

収録刊行物

  • 日本森林学会大会発表データベース  

    日本森林学会大会発表データベース 124(0), 376, 2013 

    日本森林学会

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