多摩森林科学園における幼果菌核病発生のサクラ系統間の差異
書誌事項
- タイトル別名
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- Difference of incidence of the Monilia blight among strains of flowering cherriy in Tama forest science garden
抄録
サクラ類の系統間で,サクラ類幼果菌核病の罹病程度に差異があるかを知るため,森林総合研究所・多摩森林科学園(東京都八王子市)内のサクラ保存林で,2009~2012年に調査を行った。まずサクラ類26の種・栽培品種各2~8本について,サクラ1本当たり約600枚の葉の罹病葉と健全葉の数を数えた。次に,サクラ類約370栽培ライン(栽培ライン:同じ親木から採取した穂木を接ぎ木で増殖した苗からなる一群)各1本について,樹冠に占める罹病葉の割合を5段階で評価した。両調査において全調査年にわたり,カラミザクラ・カンヒザクラ・マメザクラの系統に罹病するものが多く,罹病程度も激しいという結果が得られた。また,2011年には調査対象木全体の罹病程度の著しい低下が生じ,2012年にもそれ以前ほどの被害は見られず,幼果菌核病の罹病程度には激しい年変動があることが明らかになった。
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 124 (0), 680-, 2013
日本森林学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680684110336
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- NII論文ID
- 130005048841
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可