インドネシア ゴム農園のバイオマス測定

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タイトル別名
  • Biomass measurement of rubber plantation in Indonesia

抄録

近年化石燃料に代わって持続的に採取可能である生物資源の産業利用が注目されている。熱帯地域で植林されているパラゴムノキから得られる天然ゴムも重要な生物資源である。本研究ではブリヂストングループのインドネシアのゴム農園でバイオマスと樹木・土壌の炭素固定量を測定した。林齢の異なる10林分から直径を基準として計29本を選抜した。1m間隔で層別刈り取りを行い各層における同化器官、非同化器官の乾重を測定した。根系も掘り起こし重量を測定した。各部のデータより単木乾重と幹直径および樹高とのアロメトリー式を作成した。またこの林分について直径と樹高の毎木調査を行った。さらに土壌を採取し容積密度と炭素含有量を測定した。樹体全体や葉・枝・幹・根の乾重とD2HやD2との間のアロメトリー式が得られた。また、植栽年数から樹高及び胸高直径を推定するゴンペルツ式も得られた。 土壌中の炭素量は林齢による変化が少なく、平均で108.4CMgでほぼ一定であった。樹体中の炭素は林齢とともに増加したが20年生で飽和した。年間固定量は9年が最大であった。また、ゴムの生産量を加えてゴム農園のバイオマス生産および炭素固定を評価した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680683710592
  • NII論文ID
    130005048888
  • DOI
    10.11519/jfsc.124.0.722.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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