緑化樹の薬剤処理による雌雄判別の試み
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- 池本 省吾
- 鳥取県農林水産部農林総合研究所林業試験場
書誌事項
- タイトル別名
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- Experiments to distinguish between male and female by chemical treatment on revegetation woody plants.
抄録
【目的】緑化木のうちウメモドキなどの雌雄異株樹木は、花や実がなるまでに5年以上かかるものが多く、これらの苗木は雌雄不明のまま販売されているのが現状である。そこでイチョウの雌雄判別法を参考にして、数種の雌雄異株樹木について薬剤処理による雌雄判別が可能か試みた。【方法】2012年8月下旬に雌雄異株樹木4種の雌雄が明らかな苗木及び成木から葉を5枚ずつ採取した。容量40ccの試験管に硫酸銅水溶液(濃度:0.1~0.5%)を20cc分注し、採取した葉の下半分~1/3程度を薬剤に浸けた。浸漬してから定期的に葉の変色反応を観察した。【結果】葉の変色反応は樹種及び雌雄によって違いがみられた。樹種別では、ソヨゴは0.1%以上、フウリンウメモドキ、ミヤマウメモドキは0.2%以上、ヒサカキは0.3%以上の濃度で変色がみられた。雌雄別の変色反応は、フウリンウメモドキ、ソヨゴ、ヒサカキは、雌に比べて雄の方が変色が顕著であったが、ミヤマウメモドキは判然としなかった。変色反応が樹種及び雌雄で異なるメカニズムについては未解明であるが、葉を硫酸銅水溶液で浸漬処理することで、苗木段階で雌雄判別できる可能性がある。
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 124 (0), 730-, 2013
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205706995584
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- NII論文ID
- 130005048897
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可