西部北太平洋沿岸海域における微量金属元素のtotal deposition flux と植物プランクトンの増殖応答

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鉄などの微量金属元素は海洋表層の生物生産と深く関わっているが、西部北太平洋に大気経由で供給される微量金属元素の濃度や各元素の存在比については、季節的・地理的変動も大きいことから、定量的な評価を行う上で十分な知見が得られていない。また、生物活動への影響を考慮するためには、海表面に降下した各元素について、海水への溶解割合と生物利用能を知る必要がある。本研究では、黄砂が多く飛来する春季の大気降下物に含まれる微量金属の濃度と組成を把握することを目的として、太平洋沿岸域での集中観測を実施した。また、得られた大気降下物の一部を用いて、それに由来する微量金属が植物プランクトン群集の増殖に及ぼす影響について検討した。

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  • CRID
    1390001205732537728
  • NII Article ID
    130005054031
  • DOI
    10.14862/geochemproc.56.0.344.0
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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