バングラデシュ・ショナルガオの地下水涵養域における ヒ素汚染地下水形成
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- 前田 俊介
- 大阪市立大学
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- 益田 晴恵
- 大阪市立大学
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- 三田村 宗樹
- 大阪市立大学
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- 岡林 克樹
- 大阪市立大学
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- Ashraf Ali Seddique
- ジェソール科学技術大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Process of arsenic contaminated groundwater formation at a recharge area in Sonargaon, Bangladesh
抄録
ヒ素汚染地下水が拡大を続けているアジア諸国の中でも,ガンジスデルタ流域は深刻な健康被害が多発し続けている.この地域の地下水ヒ素汚染の発生メカニズムは,微生物活動による地下水の還元に伴う鉄酸化鉱物の分解とそれに吸着したヒ素の溶出だと信じられている.しかし,バングラデシュ,ダッカ東部にあるショナルガオで,私たちは活発な地下水涵養域における好気的地下水環境で高濃度のヒ素汚染地下水が形成されることに気付いた.この涵養域でのヒ素汚染地下水は,ヒ素汚染発生の最初期の観察ができるので貴重である.本研究では2010年9月と12月に採水した涵養域の井戸水と,最もヒ素濃度の高い地点で5m,10m,15mの3深度でボーリング掘削をして採水した井戸水を分析して得られた結果に基づいて,ヒ素の地質体から地下水中への溶出過程ついて述べる.
収録刊行物
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- 日本地球化学会年会要旨集
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日本地球化学会年会要旨集 58 (0), 249-249, 2011
一般社団法人日本地球化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205730405760
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- NII論文ID
- 130005054273
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可