西南グリーンランドItsaq片麻岩複合岩体における始生代の火成作用に関する地球化学的研究

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タイトル別名
  • Geochemical study of Archean igneous activities from the Itsaq Gneiss Complex, in southern West Greenland

抄録

西南グリーンランドNuuk地域Itsaq片麻岩複合岩体(IGC)には,局所的に≧ 3840 Maの年代を示す岩石が発見されており,初期地球の情報が残されている数少ない場所として知られている。 IGCは岩石形成時の情報を必ずしも保持しているとは言えないが,岩石中に普遍的に含まれるジルコンは高温高圧変成に耐えうるため,変成以前の情報を引き出す有力な手掛かりとされる。本研究では,年代研究が未着手であるNuuk南部および東部の上部Faeringehavnテレーンから採取された4種のトーナル質片麻岩試料(G04/29, G04/35, G04/37, G04/38)について,ジルコンのU-Pb同位体測定および希土類元素定量分析を行い,年代学的情報の収集と火成作用が起きた時代の地球化学的環境を考察することを試みた。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680707503360
  • NII論文ID
    130005054439
  • DOI
    10.14862/geochemproc.58.0.51.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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