酒皶35症例に対する1%メトロニダゾール外用の有効性の検討

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タイトル別名
  • Evaluation of Topical Metronidazole 1% Ointment Therapy for 35 Patients with Rosacea
  • シュサ35 ショウレイ ニ タイスル 1%メトロニダゾール ガイヨウ ノ ユウコウセイ ノ ケントウ

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抄録

2009~2014年までの6年間に1%メトロニダゾール外用で治療した35名(酒皶I度25名,II度10名)に対し,1%メトロニダゾール外用のみで治療した「単独群」と抗生剤を併用して治療した「併用群」に分け治療効果を解析した.I度の奏効率は83.3%,併用群は85.7%,II度の奏効率は50%,併用群は83.3%であった.各臨床項目(ほてり,紅斑,丘疹膿疱,毛細血管拡張,そう痒感,乾燥)においては丘疹膿疱に対する効果が最大で,毛細血管拡張,乾燥には無効であった.併用群では,抗生剤の使用を減量,中止できる症例が41.2%あり,抗生剤の減量効果も期待できる.

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