明所視における第4の視色素
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- 堀口 浩史
- 東京慈恵会医科大学眼科学講座
書誌事項
- タイトル別名
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- The Fourth Photopic Photopigment
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抄録
明所視において光を神経信号に変換できるのは,網膜の視細胞層にある3種類の錐体のみと考えられてきたが,21世紀に入ってから神経節細胞内に新たな視色素であるメラノプシンが発見された.メラノプシンは持続的な瞳孔収縮と概日周期の調整に関与しており,視覚に関与しないnon-visual pigmentとして考えられてきた.しかし,正常のヒトにおいても,メラノプシンが視覚に寄与している可能性が高いことが判明してきた.本稿ではメラノプシン研究の歴史と非視覚・視覚への関与について述べる.
収録刊行物
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- 神経眼科
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神経眼科 31 (3), 350-356, 2014
日本神経眼科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680719006976
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- NII論文ID
- 130005057106
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- ISSN
- 21882002
- 02897024
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可