冠攣縮による左主幹部血栓で引き起こされた急性冠症候群の1例
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- 岡部 俊孝
- 昭和大学横浜市北部病院心臓血管カテーテル室
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- 山下 賢之介
- 昭和大学横浜市北部病院心臓血管カテーテル室
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- 荏原 誠太郎
- 昭和大学横浜市北部病院心臓血管カテーテル室
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- 山本 明和
- 昭和大学横浜市北部病院心臓血管カテーテル室
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- 星本 剛一
- 昭和大学横浜市北部病院心臓血管カテーテル室
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- 斎藤 重男
- 昭和大学横浜市北部病院心臓血管カテーテル室
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- 薬師寺 忠幸
- 昭和大学横浜市北部病院心臓血管カテーテル室
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- 磯村 直栄
- 昭和大学横浜市北部病院心臓血管カテーテル室
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- 荒木 浩
- 昭和大学横浜市北部病院心臓血管カテーテル室
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- 小原 千明
- 昭和大学横浜市北部病院心臓血管カテーテル室
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- 落合 正彦
- 昭和大学横浜市北部病院心臓血管カテーテル室
書誌事項
- タイトル別名
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- Acute coronary syndrome due to left main trunk thrombus induced by coronary spasm : a case report
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抄録
症例は51歳男性. 冠危険因子は, 喫煙と脂質代謝異常症. 2010年8月に急性冠症候群で他院にて冠動脈造影を施行. アセチルコリン負荷試験で冠攣縮が原因と診断された既往があった. 2011年3月, 胸痛を主訴に当院受診. 心電図では特記すべき変化を認めず, 心筋逸脱酵素の上昇はなかったが, トロポニンTは陽性であった. 血行動態が安定していたため, まず冠動脈CTを施行した. 冠動脈CTでは閉塞血管は認められなかったが, 左主幹部にCT値60-80HUの血栓様楔状構造を認めたため, 緊急冠動脈造影を施行. 左主幹部の造影欠損と, 回旋枝#13の閉塞所見を認めた. #13閉塞部を血栓吸引カテーテルで吸引すると赤色血栓が吸引でき, TIMI2 flowを得た. 血管内超音波法では左主幹部に血栓所見を認めた. #13にバルーン拡張を施行しTIMI 3を得た後, 左主幹部で再度血栓吸引を施行したところ赤色血栓が吸引でき, 血管内超音波法でも冠動脈内血栓の所見は消失していた. 造影上も, 欠損像が消失したことが確認できたため手技を終了した. 冠動攣縮による血栓形成が原因と思われる急性冠症候群に対して, 血栓吸引と冠動脈バルーン形成術のみで改善した症例を経験したため報告する.
収録刊行物
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- 心臓
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心臓 46 (4), 457-463, 2014
公益財団法人 日本心臓財団
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204049734528
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- NII論文ID
- 130005060555
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- ISSN
- 21863016
- 05864488
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可