閉経女性の骨粗鬆症予防のための推奨大豆摂取量の提案 (横断研究)

• 増茂 正泰

  医療法人慈友会ライフクリニック内科

書誌事項

タイトル別名

• Proposal for the optimal quantity of soybean intake for postmenopausal women to prevent osteoporosis (cross-sectional study)
• ヘイケイ ジョセイ ノ コツソショウショウ ヨボウ ノ タメ ノ スイショウ ダイズ セッシュリョウ ノ テイアン(オウダン ケンキュウ)

抄録

目的 : 大豆摂取による閉経女性の骨粗鬆症予防効果は, 近年多数報告されているが, 望ましい大豆摂取量はまだ定まっていない. 本研究では, 閉経女性の骨粗鬆症予防のための推奨大豆摂取量の提案を試みる.<br>方法 : 2008年3月から2013年5月までに骨塩量測定した152人のうち, 50人の閉経女性について, 一日あたり大豆摂取当量が20g, 25g, 30gを大豆イソフラボンへの曝露・非曝露の閾値と仮定して, それぞれについて有意に骨塩量十分である割合が高いかを検証した.<br>結果 : 大豆摂取当量30g以上の群において, 有意に骨塩量十分である者の割合が高かった (p＜0.01). 20g, 25gを閾値とした場合は, 有意差がなかった.<br>結論 : 閉経女性が骨粗鬆症予防効果を得るために十分な大豆摂取当量は一日あたり30gであることが示唆された. 用量依存性に効果が増大することが考えられるが, 上限は食品安全委員会の定めた52.7gである.

収録刊行物

• 日本プライマリ・ケア連合学会誌

  日本プライマリ・ケア連合学会誌 38 (1), 5-8, 2015

  一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会

キーワード

• 大豆
• 骨粗鬆症
• 閉経女性
• 大豆イソフラボン
• 推奨摂取量

詳細情報

• CRID: 1390001205342716672
• NII論文ID: 130005064222
• NII書誌ID: AA12479442
• DOI: 10.14442/generalist.38.5
• ISSN: 21872791
• ISSN: 21852928
• NDL書誌ID: 026581210
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I026581210
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2015337604
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可