黒毛和種におけるヨーネ菌の胎子感染

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タイトル別名
  • Fetal Infection of <i>Mycobacterium Avium</i> Subsp. <i>Paratuberculosis</i> in Japanese Black Cattle
  • クロゲワシュ ニ オケル ヨーネキン ノ タイコ カンセン

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抄録

平成24年9月から25年5月に牛ヨーネ病と診断した黒毛和種妊娠牛11頭について,感染程度と胎子感染の関連性を検討した.母牛は病理組織学的検査による腸管病変の程度から重度2頭・中等度4頭・軽度5頭に分類した.細菌学的検査では母牛全頭でヨーネ菌DNAを検出(4.05E-07~1.24E+06pg/2.5μl),10頭でヨーネ菌が分離された.胎子では11頭中7頭(胎齢60~250日)で菌DNAを検出(1.24E-04~7.00E-03pg/2.5μl),うち1頭(胎齢250日)では菌分離も陽性となった.母牛の病態が重度なほど胎子の陽性率は上昇するが,胎子の臓器におけるDNA量は同等レベルであった.胎子への感染は最短で胎齢60日であり,妊娠初期から感染する可能性が示された.

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参考文献 (3)*注記

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