慢性リンパ性白血病の発症機序

書誌事項

タイトル別名
  • Pathogenesis of chronic lymphocytic leukemia
  • マンセイ リンパセイ ハッケツビョウ ノ ハッショウ キジョ

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抄録

CLLは多彩な臨床像を示す成熟B細胞腫瘍である。近年,次世代シーケンサーの登場によりCLLで認められる遺伝子変異が明らかとされてきた。その結果,多段階的な異常の蓄積が,CLLの発症,進展に繋がると考えられるようになってきた。そのCLL細胞における異常の中で,B細胞受容体(BCR)シグナルと,微小環境(microenvironment)による他の細胞からのシグナルが特に重要な役割を果たしており,これらを標的とした新規薬剤が臨床応用されつつある。

収録刊行物

  • 臨床血液

    臨床血液 56 (3), 261-268, 2015

    一般社団法人 日本血液学会

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