DMARDs3剤併用療法のサイトカインに対する効果―関節炎モデルおよび関節リウマチ症例における解析
書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of combination of triple DMARDs therapy on murine arthritis and human rheumatoid arthritis ―Salazosulfapyridine, bucillamine and methotrexate
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抄録
目的:関節リウマチ(RA)治療における低用量での3剤併用療法の作用機序の解析を試みた.抗リウマチ剤のサラゾスルファピリジン(SASP),ブシラミン(Bc),メソトレキセート(MTX)の3剤である.<br> 対象・方法:関節炎モデルであるMRL/lマウスに3剤を投与し,臨床的,病理学的に解析し,その有効性をすでに報告した.今回は3剤投与前後で16のサイトカインを測定した.同時に29例のRA症例のサイトカインを0から12ケ月まで,3ケ月ごとに経時的に解析した.<br> 結果:血中のIL-1β,IL-2,IL-6,IL-13,TNF-α,IFN-γが3剤で抑制された.<br> 結論:3剤併用療法は多標的療法multi-target therapyである.また,3剤は多標的抗リウマチ剤multi-target anti-rheumatic drugs(MTARDs)と呼ぶことができよう.
収録刊行物
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- 臨床リウマチ
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臨床リウマチ 26 (2), 94-100, 2014
一般社団法人 日本臨床リウマチ学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204342652672
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- NII論文ID
- 130005067574
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- ISSN
- 21890595
- 09148760
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可