鈍的多発外傷に合併した胆石を伴う胆囊破裂の1例
書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Gallbladder Rupture with Cholelithiasis Merged with Blunt Multiple Trauma
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抄録
胆囊は解剖学的に外力による損傷を受けにくく,鈍的外傷による胆囊破裂は比較的まれである。今回われわれは鈍的多発外傷に合併した胆石を伴う胆囊破裂の1例を経験したので文献的考察を加え報告する。症例は64歳,女性。駐車場内で徐行中の乗用車と接触転倒し,足側から腹部へ乗り上げられ,ショック状態で当院へ搬送された。来院時ショック状態でFASTではMorrison窩・脾周囲にecho free spaceを認めた。腹部造影CT検査で肝左葉の損傷と多量の血性腹水を認め,胆囊壁は不整で胆囊内外に胆石を複数個認めた。CT検査後,FASTでecho free spaceの増大を認め,CTで肝損傷と門脈損傷の疑いもあったため緊急開腹手術を施行した。肝S2・S3にⅢb型損傷と肝S4Ⅰb型損傷,胆囊破裂があり,腹腔内への胆石の撒布を認めた。肝外側区域切除・胆囊摘出術を施行した。入院経過中に腹部の術後合併症はなく転院となった。
収録刊行物
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- 日本腹部救急医学会雑誌
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日本腹部救急医学会雑誌 35 (1), 115-118, 2015
日本腹部救急医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204736317056
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- NII論文ID
- 130005069703
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- ISSN
- 18824781
- 13402242
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可