壊死型虚血性大腸炎の1 例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Gangrenous Ischemic Colitis
  • 症例報告 壊死型虚血性大腸炎の1例
  • ショウレイ ホウコク エシガタキョケツセイ ダイチョウエン ノ 1レイ

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抄録

症例は62 歳男性.2 日前からの食欲不振を訴え,当院を救急受診した.診察上,下腹部に圧痛と反跳痛を認めており,精査の結果,消化管穿孔による腹膜炎と診断し緊急開腹手術を行った.盲腸から上行結腸までが連続性に腸管壊死を起こしており,右半結腸切除術を施行した.切除標本の病理組織診断の結果,壊死型虚血性大腸炎と診断された.本疾患は腸管壊死から高率に致命的転帰に至る緊急性の高い腹部救急疾患である.今回われわれは,緊急手術により救命し得た壊死型虚血性大腸炎の1 例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.

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参考文献 (1)*注記

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